無計画で家を買うと・・・
- 2017年11月16日
こんにちは(^^)
すっかりご無沙汰してますが、以前はジムカーナという自動車競技に夢中になっておりました、ファイナンシャルプランナーの小川です。
ジムカーナという競技はご存知ない方も多いかと思いますが、普通のサーキット走行とは違い、毎回違う場所で違うレイアウトのコースを作り、競技当日に初めてコースを発表されたった二本の走行でタイムを競う競技です。
サーキットのコースを使うこともありますし駐車場のような広場を使うこともあります。
コースはこんな感じで紙で配布されます↓
これを当日の朝渡されて、30分~60分程度の時間の中でコースを歩いて覚え、どのポイントでどう操作をするか、車がどんな動きをするかを頭の中で徹底的にシミュレーションし、コースを攻略してからタイムアタックに臨みます。
たった2本しか走れない競技ですので、車を運転する技術だけでなくこの事前のシミュレーションが勝負を分けるといっても過言ではありません。
でも、実際走らせてみるとシミュレーション通りにいかないことはよくあります。
しかし、それでもシミュレーションしていなければほぼ確実に迷子になっていますし、運転がギクシャクしてしまい全く良いタイムは期待できなくなります。
公式の競技になればそれで上位入賞はまずできないでしょうね。
さて、このことは人生の資金計画にも言えます。
自分がこれから先どんな人生を歩んでいくのか、その上でいつ、どのくらいお金が掛かるのか、把握しておかなければいざその時が来たら
「お金がありません・・・」
ってことになってしまいますよね。
特に家を買う場合は、この先ローンの金利がどれくらい上がったら幾ら返済額が増えるか、その時に収入と支出はどうなっているか、何年後にメンテナンスが必要でいくら費用が掛かるかとか、ある程度予測を立てておかないと返済不能になってしまったり、家のメンテナンスができないなんてことになってしまいますよね。
ジムカーナでコースの攻略をシミュレーションしないまま本番の走行をすることと同じことになりますよね。
行き当たりばったりではいざ大きなお金が掛かる場面に直面するとその場になって慌てふためくのは目に見えています。
ムダな利息を払ってローンにローンを重ねたり。
人生この先どうなるかはわかりません。
なのでシミュレーション通りになるなんてことはまず無いと言っても良いでしょう。
でも、ある程度先のことは予測して、必要なときに必要なお金を準備したり、無理せずに返していける程度のローンを組んでいかなければ大変ですよね。
シミュレーションでそもそも行詰まるようなら実際にはもっと大変になるでしょうから。
なので家を買う前には特に将来設計から家計のシミュレーションをしておくことは大事なのです。