変動金利を選ぶのはギャンブル好き?
- 2017年12月04日
こんにちは(^^)
ギャンブルはあまり好きではない、ファイナンシャルプランナーの小川です。
以前米国の保険事情の研修旅行でアメリカに行き、その間にラスベガスにも行ってきました。
ホテルの一階にはカジノがあり夜通し遊ぶことができましたので勿論本場のカジノを体験しに。
「カジノで一攫千金!」
と行きたいところではありましたが、大事なお土産代やその後の食事代を残しておかなければなりませんでしたので私は30ドル(当時のレートで約3150円)持って遊びに行きました。
カジノではアルコールは飲み放題で、チップ最低1ドルを渡せばいくらでもお酒を飲むことができますので私はビールにワインに10杯ハ飲み飲み物だけで10ドルは使ったかと思いますがそれでもスロットやルーレットで2時間くらい遊ぶことができました。
と、ラスベガスのカジノで遊んだ経験をお話すると「何だよそれしか使わなかったの(笑)」と、たまに笑われることもあります(^^;)
私こうみえて実は堅実派なんです。
日本人は結構私のように堅実な方が多いように思いますが、残念ながら将来家計が破たんするかもしれない大博打を知らぬ間にしてしまっている人が実は大勢いらっしゃいます。
それが住宅ローンを組む時です。
ローンには途中で金利が変わるタイプのローンと、当初決められた金利が返済終了までずっと続くタイプがあります。
その住宅ローンの返済額は金利が変動するタイプのローンを選ぶと途中で世の中の金利が1%でも上がれば毎月の返済額は1万円、2万円くらい簡単に上がってしまい、総支払額は何百万円も増えることがあります。
当初見込んでいた返済計画が大幅に狂う可能性があり、それが教育費にお金が掛かる時期と重なったり、家計の余裕が無く貯蓄もほとんど無い状態で金利が上がれば返済が苦しく赤字を垂れ流しにしてしまう可能性もあります。
予め金利が上がった場合に残りの債務の大部分を返済できるような貯蓄があったり、家計に余裕があり毎月の返済が増えても問題ない場合等、金利の上昇に対策できる方は変動金利で借りても問題はありません。
しかし、もしも返済の負担が増えたら大変だという方は変動金利で借りれば途中で金利が上がったら将来設計が大きく狂う、まさに人生を賭けたギャンブルです。
そして、金利のことをよくわからないままローンを契約してしまいギャンブルが好きではない方も知らぬ間にギャンブルをしてしまっていることがよくあります。
ですので、ローンを組む前にはしっかりそれぞれのローンの特徴を理解することが大切ですね。