嫌われ者な住宅ローン?
- 2018年04月16日
こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの小川です。
我が家の新築の際、工務店さんに借入先を伝えたときの反応です。
「え?フラットで借りるんですか??フラットじゃないとダメですか・・・?」
たぶん、こんな反応を示す建築会社も多いのではないでしょうか。
実は、フラット35って私達ファイナンシャルプランナーからは人気ですが、建築会社や金融機関にとっては結構嫌われ者なんです。
その理由は・・・
建築会社側の理由
・融資されるタイミングが遅い
・適合検査等があったり手続きが面倒
・フラット35の融資を受けるための住宅の規定があったりするため、必要な性能を確保するため工務店によっては価格が高くなり、デザイン等が制限される場合がある。
金融機関の理由
・あまり利益にならない
といったような理由です。
フラット35は住宅金融支援機構の住宅ローンで、いわば国が推奨する住宅ローンです。
そのため、通常の住宅ローンよりも住宅の規定や必要書類が細かく、借りる側としてもちょっと使い勝手が悪い面があります。
そのため、工務店にとっては手続きが面倒だし手続きに必要な書類の都合上、どうしてもお金が入ってくるのが遅くなるのでできるだけ避けたいというのが本音です。
金融機関にとっては、フラット35は自分の会社のローンでは無い、受け取れる手数料も自分の銀行のローンと比較し圧倒的に低いためあまり積極的にオススメはしたくないローンなのです。
私たちは通常家を買う際の相談先は建築会社、銀行ですから、言いなりになっていればフラット35という選択肢を選ぶことは難しくなりますよね。
でも、フラット35は長期固定金利のローンでも比較的低い金利で借りることができる有利なローンでもあります。
金融機関によってはフラット35以外全期間固定金利のローンを取り扱っていない場合もあり、途中で金利が上がって返済額が増えると困るという方にとってはフラット35が最良の選択肢である場合も多くあります。
にも拘わらずもし売り手側の都合だけでその最良の選択肢が失われてしまったら嫌ですよね。
あなたにとっての利益になるものは売り手側にとって利益にならないというケースも中にはありますので自分にとって何がベストか、売り手側の人達からの言われるがままではなく自分で自分のために情報を集めることが大切ですね。