堅物で融通が利かないけどいいヤツ
- 2018年04月23日
こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの小川です。
あなたの周りにすご~くお堅い性格で融通が利かないけどいいヤツっていませんか?
お堅い性格だからちょっと取っつきにくいしあまり好かれるタイプじゃないけど、でも実はすごく優しくていいヤツ、周りにいるかもしれませんね。
前々回のブログから住宅ローンについて触れていますが、フラット35というローンを人間に例えるならば『堅物で融通が利かないけどいいヤツ』になります。
・建物の仕様や性能を一定基準を満たす必要がある
・一般の金融機関のローンの融資と比較し必要書類が多く手続きが煩雑
・審査~融資まで時間が掛かる
など、フラット35の融資には規定が多かったり時間が掛かり、本当に融通の利かないお堅い性格のローンです。
なので私も過去にお客様にご紹介した際に工務店さんに支払いを待ってもらったり、審査の際に書類のやりとりで手間が掛かった経験があります。
でもお堅い反面、私にとってはすごく優しいいいヤツで、35年間付き合っていくならコイツだと思いフラット35を選びました。
・世の中の金利が上がっても返済の負担は増えない
→子供の教育費でお金が掛かるときに金利が上がっても大丈夫。
・2020年以降義務化される基準を満たせば金利がお得になる
→もっと上の性能を求めていたため変動金利型と比較してもあまり変わらない金利で借りることができた
・団体信用生命保険の付帯が任意
→既に契約していた生命保険を続けた方が有利だったため、フラット35の団体信用生命保険は付帯しなかった
その方によって向き、不向きはありますのでフラット35ではないローンが有利な方もいらっしゃいます。
でも、売り手側の都合でいいヤツなのに良いところを知らされないまま選択肢に入れてもらえなかったら勿体ないですよね。
ローンは一般的には35年間、長ければ50年もの間付き合っていくことになります。
なので、その間上手く付き合っていけそうなローンを売り手の立場からではなく、自分で適正に判断して選ぶことが大切です。