足りなきゃ増やせばいい
- 2018年04月26日
こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの小川です。
現在私の友人でもあり、私が実家で保険代理店をしていた頃からのお客様でもある個人事業主の方から相談を受けて住宅兼店舗購入のコンサルを開始しました。
『予算は金融機関から借りられる金額ではなく、自分が無理せずに返済している身の丈に合った金額で』
私が普段からしつこいくらいに申し上げていることです。
無理せずに返済していける金額を知るために、今後の家計の収入と支出の見込みを計算して将来の家計の予測を立ててみていますが、今回は少し特殊なケースです。
個人事業主ですのでサラリーマンよりも収入のブレが大きく、また未知数な点が多いため普段通りのコンサルでは将来の予測にブレが大きくなってしまうのです。
そして、店舗兼自宅となると店舗のスペースを考えれば建物もある程度大きくないとできませんので、金額もなかなかな額になり通常のコンサルをしているとまず間違いなく予算が足りないという診断をしなければなりません。
しかし、逆にこれを機会に今後の売上、利益をどの程度延ばすことができれば理想通りにやっていくことができるのか、いつもとは逆に支出から逆算して必要な収入、売り上げを算出してみて経営計画を立ててみることにしました。
『足りなきゃ増やせばいい』
という考えです。
これによって改めて考えたことなのですが、個人事業主でなくても会社員の方でも自分の将来設計を実現するためにいくら収入があればいいのか、支出から逆算して必要な収入を求め、自分の理想の将来設計を実現していただくための提案をするケースがあっても良いのかなと思いました。
私達ファイナンシャルプランナーは今後見込める収入の身の丈に合ったプランを提案しますが、逆に自分の理想を実現するために資格を取って収入を増やしていただいたり、より多くの収入が見込める企業への転職を検討してもらったり、自分の能力を活かして個人でビジネスを始めて収入を増やしてもらうなど、身の丈に合わせた設計ではなく自分の身の丈を延ばすこともできますよね。
政府も働き方改革の一環として副業解禁の方向で企業に働きかける方向で動いていますし、もう会社員は副業はしてはいけないという時代でもありませんしね。
それが現実的にできるかどうかを少し時間をおいて様子を見る必要もありますが、今ある収入から考えるだけでなく、キャリアアップや転職、副業によって収入を増やすことで理想の人生設計を実現するための方法を模索してみるという考え方を検討してみることも大事なのかもしれません。