頭金は幾らあればいいの?
- 2018年08月07日
こんにちは(^^)
ファイナンシャルプランナーの小川です。
最近いただいたご質問の中でこんな質問が続きましたのでご紹介しますね。
「頭金は幾らあればいいのか?」
以前住宅ローンを借りるときは2割を頭金として準備しないとローンを組めないとか、頭金は3割用意するのが妥当とか、そんな話がありました。
ファイナンシャルプランナーのテキストにも3割くらい頭金として用意するのが妥当ということが書かれており、あまり住宅ローンに強くないFPに相談すると教科書通りの3割頭金を用意しましょうと答えることもあるでしょうね。
しかし、最近では土地、建物価格100%融資してもらえる場合も多く、加えて火災保険料や登記関連等の諸経費、家財道具の分まで住宅ローンで融資してもらえたり、2割3割必要というのはもう過去のお話になってきています。
フラット35でも以前は土地、2割頭金が必要でしたが、現在は100%借りることも可能です。(1割頭金を準備することで金利が安くなる)
このことは借りやすくなったという良いことの反面、頭金を貯められないような貯蓄ゼロな人達でもローンを組むことができ、返済が苦しいと予測される無理なローンを組むということも増やしてしまうという結果になってしまいました。
では、頭金はどのように考えていけばよいのでしょうか?
『ローンを返済しながら余裕を持って貯蓄していけるなら頭金は不要』
どのローンを選ぶか、100%の融資額で審査が通るのかにもよりますが、これが結論です。
問題なのは100%借りてしまって返済が苦しくなることですので、貯蓄しながら無理せず返済できるなら100%で借りてしまっても大丈夫ですよね。
なので、「貯金がないけどマイホーム買っても大丈夫なのかな・・・」と不安をお持ちの方はいくらの返済額までなら貯蓄しながら無理せずにローンを返済できるかを考えてあげると良いでしょう。
さて、頭金をゼロにする場合の注意点としては「金利の支払いが高くなる」ことです。
融資額を増やせば利息の計算対象になる金額が増えることになりますので当然利息の支払いも高くなります。
利息を支払うのが勿体ないから「頭金を多めにしてできるだけ借りない」という方もいらっしゃいますね。
しかし、実は「頭金を多くした方が得」とも言えないのです。
それはどういうことか、次回のブログにてお伝え致します。