相手の好みに合わせる
- 2018年08月20日
こんにちは(^^)
ファイナンシャルプランナーの小川です。
突然ですが、あなたは学生の頃や20代の頃等、異性と出かけたり遊びに行ったりする際など、服装や髪形はどうやって決めていましたか?
私は今考えればバカだったなぁと思うのですが、相手の好みに合わせるということを何故かカッコ悪いことだと思い自分のスタイルを貫いていました(笑)
特にファッションにこだわりというものも無く流行には無頓着でしたが、B'zの稲葉さん、尾崎豊さんに憧れをいただいており、2000年も半ばを迎えたころだというのにそれに近い服装で出掛けていたものでした。
元がカッコ良ければそれでも良いのでしょうが、フツーの顔の人間が相手がどう思うかを考えなければモテるはずはありませんよね。
さて、お盆休みの前に初回相談にお申込みいただいた方でこんな相談が続きましたのでご紹介したいと思います。
「ローンの審査が通るかわからない」
私は普段「借りられる金額」ではなく、「返していける金額」で借りましょうと申し上げております。
しかし、「返していける金額」が決まっても融資してもらえなければ意味がありませんので「借りられる」ということも勿論大事なことなのです。
では、金融機関はどのように融資の可否、融資額を判断しているのでしょうか?
融資額については
・年間の返済額の合計が年収の何%以内に収まっているか
・借入の総額が年収の5倍まで
など、こんな基準を設け審査をしています。
貸すことができるかどうかは、過去のクレジットカードの支払い状況等の信用情報や、職業、事業をされている方ですと過去3年分の決算書の内容等から判断されます。
例えば、現在車のローンの返済、奨学金の返済、カードローンの返済等がある場合、それらの返済額と住宅ローンの借入額を含めて年収とのバランスで融資の可否を審査されます。
例えば、年収400万円の人で年間の返済額が年収の30%までという基準の場合は・・・・
400万円 × 30% = 年間の返済額の総額が120万円まで
月額に直すと毎月10万円までの返済ということになります。
この場合他の借り入れが無かったとすると年利1%で借りたとすると、大体3500万円くらいまでなら融資を受けることができます。
ここで車のローンを毎月3万円ずつ返済しているということになりますと・・・
毎月10万円から3万円を差し引いて、毎月7万円の返済額まで。
車のローンの借り入れが無ければ3500万円融資可能だったのに、2500万円を少し欠けるくらいの金額しか融資ができなくなってしまいます。
金融機関の基準により融資の上限額の計算方法は異なりますが、このような基準で審査をされています。
よって、審査を申し込む際には金融機関が貸してくれやすい、金融機関好みの状況にしてあげることが必要な場合があります。
例えば、車のローンがある場合はある程度繰り上げ返済してから申し込む等。
100万円、200万円を返済するだけで融資可能な金額を大きく引き上げることもできます。
手元に繰り上げ返済できるような余裕が無い場合はご両親から一時的に借りてもらうなど、現在の借り入れを減らすことにより金融機関好みにすることもできますね。
現在の状況を金融機関の方に伝えればどうしたらよいかも教えてもらえますのでちょっと心配な方は金融機関の担当者に遠慮なく聞いてみましょうね。