リスクは嫌いなのにどうして?
- 2018年08月30日
こんにちは(^^)
堅実的な積極投資を好む、ファイナンシャルプランナーの小川です。
今日のお話は投資のことに少し触れますが、ローン選び、今後の働き方などに関連するお話ですので
「投資?関係ないな」
と思わずに是非最後まで読んでみてくださいね。
『投資』って聞くと
「危ない」
「素人が手を出すものではない」
「ギャンブルみたい」
と思われる方も多いかとは思いますが、あなたはどう思いますか?
きっと上に挙げたようなようなイメージをお持ちの方が大多数なのではないでしょうか。
「株を買った会社が倒産した」
「株価が大暴落して資産価値が10分の1以下になってしまった」
「投資が原因で大きな借金を作ってしまった」
などなど、こんな話をよく聞くでしょうがこれらの原因として、投資には必ず
『リスク』
があるのです。
リスクとは
『危険性』
という意味でもありますが、投資におけるリスクとは
『不確実性』
『ブレ幅』
という意味で用いられ、投資を検討する際にはこの『リスク=不確実性、ブレ幅』との付き合い方が非常に大事になってきます。
さて、投資の『リスク=不確実性、ブレ幅』を嫌がる人は多いのですが、そんな方でも何故か『リスク=危険性』の高い行動を取っておられると感じることが多々あります。
例えば、
「変動金利の方が固定金利より安いから」
というで、今後金利は低い水準のままだと予想して変動金利型を選んでしまったり。
これも投資の『リスク=不確実性、ブレ幅』と同じ、将来どうなるかわからないことです。
将来予想に反して金利が上がった場合、しっかり対策を講じていなければ家計破たんを招きます。
また、一つの会社でしか働けないような状況もリスクが高いと言えますね。
先ほど投資の例えを出しましたが、投資のリスクを軽減する方法として『分散投資』という方法があります。
一社に集中して投資をするのではなく、例えば日本の大企業数百社、世界の大企業数千社といったようにバラバラに投資をしておけば一社が仮に倒産してしまったとしても他の会社が全部倒産するなんてことはありませんのでリスクの分散を図ることができます。
これは会社員として働き収入を得ていく場合に同じことが言えます。
もしも今の勤務先が倒産、もしくは経営不振で経営の縮小を計り配置転換などが必要になった場合、収入の喪失~減少が考えられますよね。
他に収入源を持っておくこと、もしくは他社でもすぐに通用するスキルを身に着けておくなど、一つの収入源に依存しない状況を作ることで収入喪失~激減のリスクを軽減することができます。
現にリーマンショックの後には多くの中小企業が倒産し、私の地元にあった大手企業は工場を閉鎖し、そこに勤める人は遠く離れた地で勤務するか退職かという選択を迫られました。
会社員の立場は安定しているようでリスクが大きいとも言えるのです。
だから起業するべきだというのではありません。
勿論会社に勤務しながら収入源をもう一つ、二つ持っておくこともリスク分散という観点から有効ですが、ある程度そういった事態も踏まえてすぐに次の仕事に就けるように有利になる資格を取っておいたり、スキルを磨いておくなどの対策を考えておくことが大切です。