もしもあなたがお医者さんに掛かるなら?
- 2018年10月11日
こんにちは(^^)
お金のお医者さん、ファイナンシャルプランナーの小川です。
先日長女が39℃前後の熱を出し病院に行ってきました。
普段は1歳児ながら小食な大人くらいの量のごはんを食べるほど食欲旺盛なのですが、その日はほとんど食べずにリンゴをすりおろしてあげていました。
食後は普段親の方が先に寝そうになるくらい元気に遊んでいますが、その日はりんごを食べたらぐったりとしてすぐに寝付いていました。
「たぶん風邪だろうなぁ」
「安静にしてれば熱も下がってよくなると思うけど」
と思いつつも娘のことになると少し不安があり、病院で診てもらうことにしました。
その日は平日で、面談の予定も無かったため私が病院に連れていき、無事風邪の診断をもらい座薬と風邪の薬をもらってきたのでした。
普段風邪をひいてもあまり薬は飲まず、ちょっとしたことではほとんど病院には行かない私ですが、長女のことになるとやはり心配です。
専門のお医者さんから診てもらった方が断然安心できますし、治療が必要かどうか、何をすればよいかアドバイスをもらうことができどんな治療をすべきかを的確に出してもらえます。
さて、もしこんなときに近所の薬局でこんなサービスをしていたら・・・?
「医師免許を持った薬局のスタッフが無料で診断します。治療が必要な場合はその薬局の薬を無料で処方します」
いかがでしょうか?
あなたなら医師にお金を払って診察してもらうのと、薬局の医師免許を持っているスタッフの方に無料で診てもらうのと、どちらを選びますか?
一番得なのは薬局の方に無料で診てもらって、適切な薬を処方してもらうのが一番得になる方法なのでしょう。
しかし、薬局のお仕事は薬を売ること、利益は薬を売ることで得ているわけで、当然薬を売りたいわけです。
薬は病気やケガを治療するための手段の一つです。
その手段が有効なときもあれば、そうではない場合も勿論ありますよね。
なので、薬局で無料で診察してもらっても解決策が薬だけだと適切な治療にならないことがあるわけです。
私自身のことならばまだしも、大事な娘のことなので私ならしっかり診てもらい最善の対策を知りたいので診察料を払ってお医者さんに診てもらいたいと思います。
さて、このことをFPに例えてみましょう。
私のように有料で相談を受けているFPが一般的なお医者さん、無料相談を受けているFPが薬局にいる医師免許を持った人のことですね。
実は、FPを名乗っていても薬屋さんのFPの方が圧倒的大多数で、お医者さんのFPはごく少数なのが業界の現実です。
無料相談のFPは当然何かで利益を得なければなりませんから、保険を販売するなり住宅ローンの契約で利益を得ていることになりますね。
できるだけ理想に近い家を無理せずに買いたい」となったとき、保険や金融商品を用いることが解決策にならないケースもあるわけです。
以前これからマイホームを買いたいとお考えの方に、「老後の貯蓄をしながら保障もあります」と保険を提案されていたお客様がいらっしゃいました。
でも、それでは現役世代の頃に使うことができるお金をかなり制限しなければならなくなってしまうわけです。
薬は毒にもなります。
だから何かを売ることを目的にせず、あなたにとって最適な治療、指導をしてあげなければなりません。
そんなお金のお医者さんとしての存在がFPの本来の姿です。
①素人が相談することなく大事なお金のことを判断するか(知識のない素人の友人、知人への相談も含む)
②薬が毒になるリスクがあっても無料を選ぶか
③お医者さんにベストな方法を指導してもらうか
これからマイホームをお考えのあなたは①~③のいずれかの道を選ぶことになるでしょうが、あなたならどの道を選びますか?
結果的に無理せずに理想に近い家づくり(選び)ができればどれを選んでも良いのですが、後悔しない選択をしてくださいね。