光熱費を甘くみるな!
- 2018年11月21日
こんにちは(^^)
ファイナンシャルプランナーの小川です。
11月も後半に突入し、寒くなって参りましたね。
先日とある美容室のお客様のところにお邪魔した際、壁にグラフが張ってありました。
4月、5月、6月、10月が20万円~30万円程度
3月、7月、8月、9月、11月が30万円~60万円
12月、1月、2月が100万円近く
さて、これは何の数字でしょうか?
タイトルから既に御察しのことと思いますが、電気代です。
大きめな美容室なので店内のあちこちで照明を使い、お客様が寒い、暑いと感じることのないように冷暖房も常に適切な温度で管理しています。
そのため電気代も一般家庭の10倍以上の金額になっているわけです。
そして、中でも寒い時期、暑い時期に飛び抜けて電気代が急激に高くなっていますので、冷暖房費で年間何百万円も支払っていることになります。
個人事業主のお客さまですので法人にすることのメリット、デメリットについてのご相談でしたが、電気代を見ながら家賃と冷暖房費を合わせれば高気密・高断熱の建物を建ててローンを払って電気代を節約した方が良いのではないかと口にしたところ真剣に考えてみるといったご様子でした。
さて、一般の住宅でもこれからの時期は電気代が上がります。
我が家はガスは使わずオール電化ですが12月、1月、2月は平均2万円程度まで電気代が上がり、安いときと比較すると1万円~1万3000円程度まで負担が増えます。
給湯、照明、冷暖房諸々含めてこの金額なので安い方だと思います。
しかし、そこに屋根融雪を使うとガス代が+2万円程度
持ち家ってお金が掛かりますね(^^;)
我が家は光熱費についてはアパート暮らししていた頃よりもむしろ安くなっているくらいですが、冬場は特に家計にあまり余裕が持てなくなります。
光熱費がそれだけ掛かることを見込んでローンの返済計画の見通しを立てている方も多いことかと思いますが、冬場に掛かるコストもしっかり見込んでおかないと後で予想外に家計が苦しくなるなんてこともありますので要注意です。
また、高気密・高断熱の家を選ぶことでこの光熱費を低く抑えることもできます。
仮に100万円高くなったとしても、35年間ローンを返済するなら毎月3000円電気代が安くなればプラスマイナスゼロです。
むしろそれ以後も光熱費の恩恵を受けることができますのでコストというよりも将来のコストを浮かせる先行投資とも言えます。
一軒屋を買ったら光熱費で年間40万円以上になったというご家庭も珍しくありませんので、光熱費の見通しと住宅の性能もしっかり買う前に考えておきましょう。