増税後に買った方が得なのかも・・・?
- 2018年11月25日
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの小川です。
来年10月、いよいよ消費税増税のタイミングが近づいて参りました。
「増税前に家を!」
とお考えの方も多いかもしれませんね。
さて、そんなあなたにこんな情報をご紹介します。
『住宅ローン減税の期間延長へ 消費増税対策で政府・与党』
これは朝日新聞デジタルの11月21日の記事のタイトルです。
住宅ローン減税とよばれる制度は、年末時点での住宅ローンの残高の1%を我々が支払う税金から差し引いてくれるという制度です。
つまり、年末に2000万円のローンの残高があった場合には1%の20万円税金が安くなるということになります。
そして、それは現行の制度では10年が最長ですが、消費税増税後に購入された方には10年以後も更にその期間を延ばすといったものです。
3000万円の住宅ローンを35年返済で組んだ場合、金利1%で借り入れしているとしたら10年後には2200万円以上のローンが残っていますので、年間20万円以上税金が安くなることが予測されます。
何年間延長になるかはわかりませんが、もし3年程度延長になれば消費税が2%上がったところで増える負担は60万円ですので、住宅ローン減税の延長だけで増税分の負担を打ち消しすることができるわけです。
尚、すまい給付金についても現在は30万円が上限ですが、増税後には50万円にまで拡充されます。
増税後に買った方がメリットが大きいような気がしてきましたね。
ちなみに、先回8%に上がった際にはフラット35の金利を始め10年固定金利型のローンの金利も増税後の方が金利が安くなってしまったのです。
その結果、増税後に買った方が200万円以上お得だったという人も・・・・。
結果論でしかないのですが、「増税前に!」と焦る必要は無さそうですね。
家は一生で一度の買い物
やり直しは基本的に効きません。
だから買う前にじっくり検討し、無理のない予算の範囲で可能な限り理想に近い家づくりを実現しましょう。
増税?そんなのカンケーネー!