消費税が上がった後の方が得??
- 2019年07月29日
こんにちは!
FPネットLIVRA、代表FPの小川です。
梅雨も明けていよいよ夏本番、急激に暑くなった気がしますね。
先週のブログでは消費税増税が迫っていても焦らなくてよいというお話をしましたが、本日はその一つ目の理由についてお伝えします。
一つ目の理由は
増税後に買った方が得かも?!
ということ。
先回8%に増税された際、このようなことが起きていました。
・金利の低下
・すまい給付金の創設
増税前に駆け込みで家を買った人達の波がひと段落たら、なんと住宅ローンの金利が下がりました。
フラット35の場合ですと、増税直前の3月には2.1%だったのが、その年の8月には1.6%にまで低下しました。
3000万円の家を買った場合で計算してみますと、35年間の総額でなんと300万円以上も増税後に買った方が得をしていたという結果になったのです。
一方、3000万円を3%増税した場合には90万円支払いが増えることになりますが、増税後に買った方が得だったということになりますね。
また、すまい給付金が新設されたこともあり、増税後に家を買った人が所得により10万円~30万円の給付金を受け取ることもできるようになりました。
今回、8%から10%に増税される際には
すまい給付金の支給額 最大30万円 → 最大50万円
住宅ローン控除 10年 → 13年への延長
といった優遇が予定されています。
住宅ローン控除が3年延長したことにより、同じく3000万円の家を買って35年で返済していた場合には3年の間に約60万円の税金の節約効果があるということになります。
金利はどうなるかはわかりませんが、これだけでも増税後に買った方がお得なように思えてきます。
ということで、今回も焦って買う必要は無さそうです。
逆に、増税を待った方がお得かもしれませんね。